No.33

第二話

メインストーリー第一章

第二話
四方田「おお、様になっているな」

押坂「えへへ、ありがとうございます」

四方田「……そうだ、一応おまえさんに言っておくことがある」

四方田「基本的には好きにしてもらって構わない。俺からとやかく言うのは、おまえさんが悪事を働いたときだけだ」
四方田「だが……これだけは忠告しておく」


四方田「満月の夜に出歩くのは避けたほうがいい」

押坂「……? わ、わかりました」
押坂「でもどうして満月の夜限定なんですか?」

四方田「そういう都市伝説なんだ」
押坂「都市伝説……」

◇◇◇

四方田「今日からここの仲間になる、押坂だ」
四方田「急な異動だからしばらくは無所属になるが、まあよろしく頼む」


押坂「はじめまして、押坂栞花です! 本日からお世話になります」

刑事たちは口々に「よろしく」と言って押坂を歓迎する。
彼女はしばらく四方田が班長を務める四方田班に椅子を用意されることになった。


◇◇◇

四方田班に行くと、目の前に山盛りの資料を積み上げた女性が現れた。

相馬「わわっ!」

避けきれずにぶつかり、資料は散らばって行く。


押坂「わあっ! だ、大丈夫ですか?」

しゃがみ込んで、床に散らばった資料を集める。

相馬「ご、ごめんなさい~っ!」
相馬「……って、アレ?もしかして、四方田班の新人さんですか?」


押坂「ええっと、とくに所属先が決まっていないんですけど……」
押坂「しばらく四方田さんの班に置いてもらうので、新入りといえばそうですね」
相馬「へぇ~、そうなんですか!四方田さんとはお知り合いだったり?」
押坂「はい! 色々お世話になっていて……お家にも住まわせてもらっているんです」
相馬「……それはどういうあれで?」
押坂「居候、みたいな……」

相馬「えっ、四方田さんの居候!?」
相馬「四方田さんって、家あるんだ……」
四方田「あるに決まってんだろう……、おまえさんの中の俺のイメージはどうなってるんだ」
相馬「わっ、四方田さん!」


四方田「事情があってな、俺の家に住まわせているんだ」
四方田「しばらく俺の班に椅子を置くことになる」
相馬「よろしくお願いします、押坂さん!」


押坂「こちらこそよろしくお願いします」

相馬「あっ、お近づきの印に、これどうぞ~!」

押坂「……べっこう飴?」

相馬「疲れたときにでも食べてください!」

押坂「わぁ、ありがとうございます! あとで頂きますね」

四方田「じゃ、押坂。さっそくだが仕事だ」
四方田「おまえさんに任せたいものがある」



第三話に続く

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