No.27

【10日目】刑事探偵黙示録
刑事探偵黙示録|ようこそ、陽炎書店へ
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ログインボーナス:桜の欠片+1・イベントメモリー+5

ガチャ:オソラクカット+1
期間限定ガチャ:ピカピカのカチューシャ+1

桜の欠片:99枚 → 94枚
イベントメモリー:49個 → 44個



メインストーリー|第一章

第四話

◆夢
空を見上げる。
全てを飲み込みそうなほどの、雲一つない黒い空。
そこにぽっかり穴をあけるように、白い満月が桜雅街を見下ろしている。


桜雅街中央公園の近く──桜の大木の前に押坂は立っていた。

風が葉を揺らすたび、ひどく耳障りなノイズが脳内を支配していく。
──うるさい! 思わず耳を塞いでも無意味だ。お構いなしにノイズは大きくなる。次第に誰かの叫び声や呻き声のようになって、そして最後は。

――助けて。

押坂「ッはあ、はぁ、……は、」

飛び込んできたのは見慣れた天井。カーテンの隙間から朝の陽射しが差し込み、鳥のさえずりが聞こえてくる。
ここは四方田の家。そして、自分に与えられた部屋だ。

乱れた呼吸をゆっくり整えて、深く息を吐いた。

押坂「……さっきのはなんだったの? 夢にしては……」

真に迫る感覚があった。頭の中では残響が、耳鳴りのように尾を引いている。

押坂(とりあえず起きなきゃ……)


◆リビング
身支度をしてリビングに向かうと、四方田がテレビを見ていた。
ニュース番組を見ているらしい。
そこには「桜雅街でまたもや失踪事件か」と報道されていた。


押坂「おはようございます……」

四方田「……ん、ああ。おはようさん」

画面から押坂に視線を移した四方田が眉をひそめる。

四方田「少し顔色が悪いようだが、大丈夫かい?」
押坂「すみません。少し夢見が悪くて……。しばらくしたら落ち着くと思います」

そう答えつつ、テレビへ目を向ける。

押坂「それにしても……また事件ですか」

四方田「まったく物騒な世の中だ、こんなに仕事が舞い込んでちゃ体がいくつあっても足りないな」

押坂「そうですね……」

言葉少なにテーブルを見やると、そこには卵料理と焦げた食パンが並んでいた。
視線に気づいた四方田は少し照れくさそうな顔をする。

押坂「こちらは四方田さんが?」

四方田「あぁ、こういうのは慣れてなくてな……、こんなでもよかったら食うか?」

押坂「! ありがとうございます、美味しそうです」

嬉しそうにはにかむ押坂だったが、すぐに何か思いついたように口を開く。

押坂「あ、でも……これからは私が作りましょうか?」

四方田「俺は助かるが……おまえさんはいいのか?」

押坂「はい! 昔から料理するの好きなので。お任せください」

その言葉に、四方田は小さく笑った。

四方田「……そうか、なら世話になるよ」

少し間を置いて、穏やかな口調で続ける。

四方田「まぁ、無理のない範囲で構わん。せっかく二人で暮らしてるんだ。助け合っていこう」
押坂「はい、わかりました!」

元気よく返事をすると、早くも今後の献立を考え始める。
明日は何を作ろうか。四方田の好物もあとで聞いておこう──。そんなことを考えているだけで、自然と頬が緩む。

いつの間にか耳鳴りは聞こえなくなっていた。


◆警視庁|四方田班
扉を開ける直前、部屋から女性の怒号が聞こえた。思わずドアノブにかけた手が止まる。

一条「だから分析の通り異能力も魔力も検知しないと言っているんです!」

おそるおそる中を覗くと、女性──一条瑠璃が一人の男性になにか言い詰めているようだった。男性はたしか、松田静一。二人とも四方田班の一員だ。
どうやら昨日の事件の内容で揉めているらしい。

しばらくすると、一条は完全にふてくされて松田から顔を背けた。
松田は困ったように笑うだけで、一条に謝ろうとはしていない様子だ。


押坂がどう入るべきか判断に迷い、入口で固まっていると、

相馬「あ、押坂さん!おはようございます!」

相馬がいつも通りの明るい声をかけてきた。

押坂「お、おはようございます」

ぎこちなく挨拶を返しながら、なるべく気配を消すように部屋へ滑り込む。
そして相馬のそばまで来るとこそこそ小声で耳打ちした。

押坂「……あの、さっきのって大丈夫なんですか?」
相馬「さっき?」

きょとんと首を傾げた相馬だったが、すぐに「あぁ!」と納得したように笑う。

相馬「大丈夫です! 松田さんが一条さんを怒らせるのはよくあることなので……」

押坂「えぇ……」

よくあることで済ませていいのだろうか。一瞬そう思ったが、ぐっと飲み込む。
施設では年下の子どもたちの喧嘩を仲裁することは何度もあった。しかし大人同士となれば、一筋縄ではいかない。それぞれに譲れない考えや、積み重ねた関係がある。
先ほどの言い争いも、一条と松田が築いてきた人間関係のかたちなのだ。

相馬「気を取り直して……。押坂さん、これを見ていただけますか?」

相馬がパソコンの画面を見せてきた。そこには綺麗な夜桜の写真が表示されている。

押坂「これは……桜雅街の桜ですか?」

相馬「そうです!昨日満月の夜だったんですけど……」
相馬「満月と桜を撮った写真家の方が、これを撮った直後に消えちゃったらしいんです」
相馬「現場にはカメラだけが残されていた……」


押坂「それが、今朝報道していた事件ですね」

相馬「あたし、やっぱりこの桜になにかあるんじゃないかって思って」
相馬「……ってあたしと松田さんが言ってたら、一条さんが怒っちゃったんですけど……」


押坂(うーん。一条さんには悪いけど、私もこの桜には思うところがある……)

昨日公園で感じた違和感、そして悪夢の件もあって、疑念は膨らむばかりだ。ここはもう一度、桜を見に行った方がいいだろう。
そうして押坂は、再び桜雅街中央公園に向かうことになった。

◇◇◇

一条:好感度🎲5+2 → 7up 12%
松田:好感度🎲1+2 → 3up 18%
相馬:好感度🎲6+2 → 8up 55%
四方田:好感度🎲5+2 → 7up 45%
桜の欠片:🎲1+2 → 3枚 94枚 → 97枚



余談
  • 物理ダイス買いました!いっぱい振るぞー!
  • 押坂の料理スキルを1d6で振ったら出目5でした。美味しいご飯作れそうでよかった~!
  • 松田さんからの好感度また出目1で笑った(前回

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