No.17
陽炎書店RPG「朝食の皿に四角い卵 file.Filter」|お粥様ルールブックhttps://talto.cc/projects/9rAMSgKXqmStWb...シナリオhttps://talto.cc/projects/xhi7lo3qYx2tmm...
一条「……一条です。今回限りでしょうが、よろしくお願いします」
一条「……あの、一応言っておきますけど、私はこういうものが苦手なだけであって……あなたが相手だから不快であるとかそういう意味ではありませんから」最後のフォローだけ早口で言った彼女は、「では」と言ってスタスタと去って行く。
受付「次の方、どうぞ」受付「素敵なカップルですね~!とてもお似合いですよ!」一条「あ、あはは……そうですか?」受付「普段はなんて呼び合っているんですか?」一条「な、なんて呼び合ってる……????」
受付「ありがとうございます~~!ではこちらにお名前をお書きください」
一条は奥の舞台に立つ、仮面を被った恰幅のいい男を見て言う。一条「彼がおそらく首謀者ですね、なんとか近づいて話を聞きたいものですが……」
すると突然舞台以外の照明が暗くなり、男が前に出て声高らかに宣言する。男「やあお客様がた!パーティーは楽しんでおられますかな?」男「これより開催されますのはフィルターのオークション!」男「まずはフィルターの効果をご覧ください!」舞台に出てきたのは、やせ細ったホームレスのような風貌をした男だ。彼は檻に入れられており、周囲の黒服たちは彼の口に魔力の籠ったカプセルを突っ込んだ。
彼はしばらく大人しくしていたが、突如異変が起こる。客人「なにが起こってるの!?」客人「まずいんじゃないか……!?」首謀者の男「おい、なにか違うぞ!止めろ!!」魔力を取り込んだせいで異形へと変わってしまった彼は、パーティー会場の中を暴れ出したのだ。
一条「くっ……!こちら一条!応援を要請します!」一条「栞花さん!あなたを援護します」一条「元は人間です、弱らせるだけで構いません!こちらを使ってください!」
首謀者の男「ひっ……ひぃ……」
ホームレスの男は保護され、今は人の姿を取り戻しつつあるという。首謀者は組織もろとも逮捕され、フィルターにまつわる事件は解決の道を辿っている。
一条「……どうも」
2026.7.30
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キャラクター設定
押坂 栞花
性別:♀
ヒーロー課所属の新人刑事。惚れっぽい性格で、美人にも目がない。
ーーーーー
称号「☆ヒーロー課新人刑事」「☆澱みのないその目で」
※一部改変有り
※身長を一条さん>自PCとしています
押坂「は、はい! ヒーロー課所属の押坂です。こちらこそよろしくお願いします…!」
押坂(こんな美人さんとカップルのフリだなんて!役得だなぁ〜!)
押坂(しかもいい人みたいだし……これは当日が楽しみになってきた!)
押坂「……ハッ、いけないいけない。うつつを抜かしちゃダメだ。これはあくまで仕事なんだから!」
会場へ
押坂「一条さん、腕にこう……グッと!絡んでもらって大丈夫です」
一条「……身長差的に、私の腕にあなたが掴まった方がいいんじゃないですか?」
押坂「そ、それはそうなんですけど……。 でも一条さん、こういうフリをするのも苦手な気がして」
一条「だとしても、こちらの私情は関係ないですから」
とは言うが、一条の目は少し泳いでいる。
その様子を見て数秒考え込んだ押坂は、何かを思いついたように顔を上げる。すっ、と手のひらを差し出すと一条に微笑んだ。
押坂「じゃあ、手を繋ぎませんか。学生のデートみたいですけど、何もしないよりいいと思います」
一条「それならまぁ……」
押坂「ルリルリと呼んでいます!」
一条「え゛!?」
押坂「え?」
受付「可愛らしい呼び方ですね〜! でもそちらの方は驚いているご様子ですが……」
押坂「あーいや私たち付き合い出したばかりでして!彼女、照れ屋だから慣れてないだけですよ」
押坂「ね〜、ルリルリ?」
一条「え……えぇ、まだ人前で呼ばれるのは恥ずかしくて……」
受付「わぁ、初々しい感じが素敵ですね〜! では改めて、そちらの方もよろしければ教えてください」
一条「私は、し、栞花……と…………」
押坂「ふぅ〜……とりあえず中には入れぃいいだだだだだ! ちょっ、痛いですルリルリ!手が砕けちゃう!」
一条「静かにして下さい!」
パーティー
一条に引っ張られるかたちで会場に足を踏み入れる。
二人を見とめたバニーガールが酒を勧めてきたが、断っておいた。
中では大勢のカップルが楽しそうに談笑している。こちらも場で浮かないように、寄り添って会場内を進んでいく。
押坂「これは……」
押坂「っまずい! ルリルリ!至急応援を……!」
押坂「! ありがとうございます。一発で、……当てます!」
🎲6 → クリティカル
放たれた麻酔弾は暴れ回る異形に命中した。彼は大きくよろけたあと、脱力して床に倒れ込む。
一条「お見事です」
押坂「ル……一条さんの機転のおかげですよ。異形になった人は心配ですが……大きな被害が出なくてよかった」
一条「応援はもうすぐ到着するそうです。あとは彼らに任せましょう」
押坂「そうですね……」
エンディング
数日後。
押坂「あ!こんにちは。あのときはお世話様になりました」
一条「こちらこそ。……それでは」
押坂「あっ、……はい! では、また」
押坂(一時とはいえ、手を繋いだりあだ名で呼び合った仲なのに……ちょっと寂しい)
押坂(また会えたら、今度は私から話しかけてみようかな!)
称号「☆フィルター事件を解決!」